
見どころ
イタリア近郊と湖水地方
イタリアの観光は都市に偏りがちであるが、郊外に足を延ばすとイタリアらしさを保ちながらモ自然の景観が満喫できる。ミラノのすぐ北、車で1時間ほどの距離にある湖水地方。3大湖へはそれぞれミラノから日帰りが可能だが、ガルダ湖はミラノからヴェネツィア方面に移動する際に立寄るのがベター。

コモ湖 Lago di Como
イタリアの湖の中で最もポピュラーで、ミラノから最も近いのも便利。マッジョーレ湖やガルダ湖に比べて、湖水の幅が狭いので、両側にアルプスの麓の山々が迫り、変化に富んだ景観が楽しめる。湖畔は花いっぱいの明るいヴィレッジ、小さな港、庭園やヴィッラ(別荘)、中世の城などに囲まれて、ここが古代ローマからのリゾート地であったムードが伝わってくる。コモ湖は特に18世紀以降リゾートとしてヨーロッパの貴族富豪が競って湖畔にヴィッラを建てたが、その一部がホテルに改装されたり、一般公開されたりして見どころのポイントになっている。

マッジョーレ湖 Lago Maggiore
イタリアの3大湖水のひとつで、ルガーノ湖を挟んでコモ湖の西側にある。中心になるリゾートは西岸のストレーザ。ストレーザから遊覧船でイーゾラ・ベッラ、庭園が見事なマードレ島などへ。
ベルガモ Bergamo
作曲家ドニゼッティを生んだ中世都市で、ミラノの東47kmにある。町はおかの上の旧市街(チッタ・アルタ)と、駅のある丘の麓の新市街(チッタ・バッサ)に二分されるが、特に城壁に囲まれた旧市街が美しい。壮麗なコッレオーニ礼拝堂は、ロンバルディア・ルネッサンスの傑作。
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